
この記事は、Amebaブログのリメイクです。
ぼくたち 長ぐつ ピッチとチャップ
にぃにのピッチ おとうとのチャップ
いつも なかよし ふたりで ひとつ
雨の日 だいすき ピッチとチャップ
げんきなピッチ なきむしのチャップ
いつも なかよし ふたりで ひとつ
ピッチ チャップ ピッチ チャップ
ある日の お天気は ぴとぴと雨
ピッチとチャップが だいすきな おとこの子
今日は はりきって るんるん おでかけ
水たまりを ひとつ とびこえ
はねたところに またひとつ
チャップが びしょびしょで ないちゃった
「だいじょうぶだよ 水しぶき きれいだね」
ピッチは チャップを なぐさめてくれた
にぃにのピッチ おとうとのチャップ
チャップが ふんだ どろんこが
はねて ピッチに ついちゃった
チャップは あわてて ないちゃった
「だいじょうぶだよ おでかけ たのしいね」
ピッチは チャップに ほほえんでくれた
げんきなピッチ なきむしのチャップ
ピッチは いつもやさしいね
チャップだって そうなりたい
ねえねえピッチ どうして どうして
そんなに つよくいられるの?
つよくなんか ないよ
ぼくは チャップと おとこの子と
おでかけするのが たのしいの
ピッチ チャップ ピッチ チャップ
ぼくたち ふたりで ひとつ でしょ
おでかけの つぎの日は ひなたぼっこ
ピッチの はだは きらきらで
お日さまにだって まけてない
だけど チャップは しくしくと
すっきりしないで ないていた
「はれた日だって おでかけ したい」
ぼくだって 雨が ふっていなかったら
きっと なかないで あるけるのに
おとこの子は はれると みむきも しない
だから よけいに すねちゃうよ
「だいじょうぶだよ ぼくは そばにいるよ」
ピッチは チャップを なだめてくれた
もっと つらくなったけど
チャップは わらった
やさしいピッチ さびしいチャップ
さあ まちにまった ざあざあ雨
だいすきな おとこの子と
るんるん おでかけ
でも 今日は かみなり ゴロゴロ
おとこの子だって こわがってる
チャップも もちろん こわいよね
「だいじょうぶだよ ぼくが…
キキー バン
チャップは おとこの子が どうろに
よこになって いるって わかった
それに ピッチが いない
おとこの子は ずっと うごかない
ピッチ ピッチ ピッチ…
ぼくたち ふたりで ひとつ でしょ
はんたいの あしは まっかで
チャップは みたくなかった
ピッチ ピッチ ピッチ…
もうおでかけは できないのかな
くつばこに しまわれたままの チャップ
なんにちも なんにちも
ピッチを おもって ないていた
ひさしぶりに おとこのこが
くつばこを ひらいた日
チャップを ゆっくり もちあげて
つよく つよく だきしめたんだ
あたたかいけど、かなしそう
おとこの子は いつかの チャップみたい
しくしく しくしく ないていた
おとこの子も たいせつなものを
ひとつ なくしてしまった
なきながら はいてくれたとき
チャップは それに きがついた
はんたいの あしに ピッチはいない
あたらしい あしに なったんだね
とっても カッコいいよ
「だいじょうぶだよ ぼくが そばにいるよ」



