拘泥る耽筆エッセイ

樅木 霊(もみのき れい)の随筆集。自閉症の僕が見ている世界について。心にゆとりを持って、毎日を見つめれば些細な彩りが見えてくる。少し不満で、少し退屈。生きづらくても、そんな自分がやっぱり好き。たくましく生きるためのヒントをあなたに。

拘泥る耽筆エッセイ

有終の染色

いじめられて不登校になった中学生時代。自己否定から脱却させてくれたのは、深海に差し込む友情の光だった。
拘泥る耽筆エッセイ

支配するメモ

メモは記憶の拡張であると思う。その著しい効力を体験した結果、僕はその恩恵を投げ出したくて一つ決意をした。
拘泥る耽筆エッセイ

鞦韆の上

住宅街にぽつんとある公園。誰もいないそこが好きだった。なんとなく一人で帰りたくなくて、母の迎えを待ってみる。
拘泥る耽筆エッセイ

暑い日の過ごし方

痩せた体に似合わず僕は極度の暑がりである。エアコンを使いたくなるのも人より早い。しかし、そこには障壁がある。
拘泥る耽筆エッセイ

檻は空を行く

幼い頃から動物が大嫌いだった。動物園なんて以ての外。でも、お母さんとのお出掛け自体が嫌なわけじゃないんだ。
拘泥る耽筆エッセイ

どうせ眼鏡の猪口才だ

物心着く前からの強度近視で分厚い眼鏡を掛けている。歪んだ視界と同様にみんなが見ている僕だってきっと歪んでいる。
拘泥る耽筆エッセイ

青い願い事

イキリ散らかしていた小学校低学年の頃。学校でもらった七夕の短冊にも一風変わったことを書きたくて仕方なかった。
拘泥る耽筆エッセイ

雨上がり、生きる意味を知る

突然のゲリラ豪雨で下校できなくなった。教室はまるで終わりのない昼休み。僕は勇気を持って黒雨のなかへ駆け出した。