クリハロ詩集(一)


双子の詩

双眸だとか僧帽だとか
揃わず生まれ揃って生まれ
鏡写しに手を取り合った
見えないままに見せたいままで

双生だとか早逝だとか
適わず別れ叶って解れ
鏡に映し手を当ててみた
冷えた気ままに魅せた今まで

やがて陽陰に慣れるから
いつか陽向に逢えるから
生きて繋ぐと決めたから
もう大丈夫

ピアノとボール
パジャマと毛布
緑と青のランドセル

下手な伴奏
異なる言葉
同じ形の左腕

ハグして寝よう
キスはやめよう
まだ残り香を抱いたまま

いつか陽陰に慣れるかな
いつも彼方に捜してしまう
記憶のそばで眠る貴方と
僕の命を歩きたい

愛は双葉で生まれ死と双璧をなす

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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