2025年9月

読書の秋、芸術の秋

 当ブログは、自閉スペクトラム症の当事者である僕が、いつも見ている世界をできるだけ詳細に言葉にすることで、皆さんに他者の価値観を鑑賞していただく試みです。

クリハロ

どうも クリハロ です。

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この記事は、Amebaブログのリメイクです。

 こんにちは。一ヶ月ぶりだね。みんな元気にしていたかな?

8月に誕生日を迎えたクリハロくんをお祝いしてあげてね!

 子どもたちは、どんな夏休みを過ごしていただろう?夏の終わりって、児童生徒の自殺率が上がるんだけど、みんな死なないでね。死ぬくらいなら、夏休みを勝手に続行すればいいと思うよ。
 最近、創作系の人が多いDiscordのサーバに入ってみたんだけど、芸術にばかり傾倒している自閉症の僕でも浮きはしないあたたかな場所だった。今はインターネットもあるし、誰もが孤独じゃないんだなって思うよ。あなたもね。

 さて、先月は仕上げたものがあまりないから、ブログ記事の宣伝は少ないけれど、いつも通り先月の振り返り今月の抱負を書いてみよう。

先月の振り返り

 ネットで活動する人の多くは、夏休みにアクティブユーザーが増えることを見越して、コンテンツの量を増やす傾向があるそうだね。ただ、僕は一本もブログを出さず、一人で黙々と小説を執筆するという自己満足の極みの夏に浸っていた。
 だから、先月の抱負「新人賞に向けて執筆漬けの夏休みを楽しもう」は十分に達成できたと言えるけれど、振り返りを書いたところで「ずっと小説書いてました」ってくらいしか言うことがないんだよね。とはいえ、その執筆を手助けするように、休憩のためにしていたアウトプットもあるから、それを振り返ろうかな。

 まず一つ目の休憩は、7月に出した掌編小説集流離う耽譚ショート』の更新。1600字だけで完結させるというのは、長い小説を書くのとは全然違う頭の使い方をするから、リフレッシュになるんだよ。今回の話は、暑いなか外出したときに感じた倦怠感をできるだけポジティブに捉えようとした結果「空を美しく描写したい!」という衝動が生じて、その熱量を物語にしてみたもの。

 これからもこうやって『流離う耽譚ショート』や『拘泥る耽筆エッセイ』に関しては、不定期に更新するから、楽しみに待っていてくれたら嬉しいな!

それにしても文章の休憩に、文章を書くって、大丈夫なの?
自閉症のクリハロくんは、すぐに頭がいっぱいいっぱいになっちゃうんだから、意識的に他のこともした方がいいよ!

 そうなんだよね。外出時に暇ができたら読書なんかもしてしまうし、頭を空っぽにする時間を作ることも必要だと思って「31日のおまけ」には、絵を描いてみたんだ。これが二つ目の休憩だよ。
 小説の表紙とか音楽のジャケットとか、何か作りたいものがあるときに副次的に絵も描くということはよくあるんだけど、無目的に絵を描いたのは久しぶりで、新鮮な気分になれたよ。執拗に左脳を回転させた分、鈍っていた右脳にもお仕事をあげられてスッキリできたな。

 蓋し、掌編小説の『窓外の素描』にしても、『夏を描く』の数枚の絵にしても、文字だらけの世界を脱するように、視覚的な表現を求めたことで生まれた気がする。視力の悪い僕にとって、視覚的な表現というのはリアルの再構築ではなくて、半分ファンタジーに寄っているような印象があるんだよね。でも、日常生活を送っていても充足されない視覚刺激を、言語や芸術という抑制された理性によって発見する営みは、僕の衰弱した視力を取り戻してくれるんだ。
 自分の表現力が磨かれるほどに、美しい景色が見えてくる。だからこそ、成長の実感と更なる創作欲が湧いてくる。こんなに嬉しいことはないね。もっと言えば、芸術の膂力も知れるんだよ。「自分の知らないこんなものまで表現できるんだ」「それによってこんな感情が生まれんるんだ」っていう芸術そのものの影響が広がっていく感動は、そのまま人生の幅に比例していくよね。
 新人賞に応募しようと書いている小説は、女性を主人公としているんだけど、他人の気持ちを慮ることが苦手な自閉症くんとしては、これが大変難しい。けれど、大好きな芸術の舞台に上げてしまえば、コミュニケーションでは足枷になる拘泥を思う存分発揮して、どんどん“他人”の視点に没入できるんだ。意図していたわけではないけれど、僕に困難な他者理解の援助ツールとして適切なのは、馬鹿にされている気がしてしまう療育ではなく、芸術制作だったのかもしれないなと思えた。何より、自主的にやっているからよいんだろうね。

成長の種は、どこに転がっているかわからないね。

今月の抱負

 さて、今月の抱負を書いていくよ。

 新人賞用に小説を書くというのは、真剣にやるとかなり骨が折れる作業なんだ。別に賞を取りたいという気持ちは特にないのにも関わらず、自分が納得できる適切なものを仕上げたいという欲望はある。だから、ずっと批判的に自分の文章に向き合うし、この賞に合致している表現になっているかだとかは気にしてしまうんだよね。昔から、やるからには全力でやらないと気が済まない性格なんだ。
 出そうと決めた新人賞はそれなりに敷居が高いこともあって、まだ自信を持って完成だとは言えないでいる。そこで今月の抱負は、決意を固めてこうしよう。

新人賞に応募する小説を完成させよう

いつもは特定の成果を目標に置くことを避けるクリハロくんだけど、今月の抱負は達成できたかデジタルで決まる目標にするんだね。ずっと一緒にいるわたしとしては、気合いを感じるよ!

 まぁ…もうほとんど完成しているから「できた」って言えばよいだけの話ではあるんだけど、推敲を重ねるたびに改善案が出てくるんだ。少し変えると、全体感が損なわれていないか心配になって通して読んで、するとまた改善案が出てくる。
 今思うと、処女作の『剪断』は数週間で執筆したわりに、すぐに完成を宣言できたなんて奇跡だったな。初めてが故の無知で表現にこだわれず、僕が小説を書けたという驚きが些細なクオリティの問題を飛び越えて達成感を誘発したんだろうね。表現者としては、そんな鮮やかなナルシシズムも大切にしながら、今後も新たな表現に手を伸ばしていきたいところだよ。

 まだまだ秋と呼ぶには暑いけれど、引き続き、読書の秋や芸術の秋を目一杯に楽しんでいこう。
 今月はブログ出せるかなぁ〜


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